日田を守るパワースポット

ピックアップ 2019/08/21 (水)

夏休みも残りわずかになりました。
受験生の皆さんは夏休みを返上して勉強を頑張っていることでしょうね。

そんな受験生の皆様に、お知らせしたいパワースポットが日田にあります。

日田の中心を流れる三隈川沿いに1本の大きな椋の木が立っています。
別名を「人助けの椋の木」と呼びます。
高さが約20メートル、樹齢は約300年と言われています。

2年前の九州北部豪雨が記憶に新しいですが、日田は昔から水害との戦いでした。

明治22年(1889)7月5日に発生した大洪水では、逃げ遅れた63人がこの木によじ登ったり、舟をつないで助かりました。
さらに、大正10年(1921)6月17日の大洪水では、近くの 竹工場従業員ら28人と上流から漂流してきた2人が助かったそうです。
しかも、この2回の洪水で2度共に助かった方もいたそうです。

昭和28年(1953)6月26日の大洪水で日田は大きな被害を受けましたが、その河川改修工事で「人助けの椋の木」は伐採される事になりました。
しかし、それを知った地元の人々の働きかけで伐採は免れました。

今でも三隈川の川辺に大きな枝を広げ、その流れを見守っている「人助けの椋の木」
戦時中は子供達の空腹を、その甘い木の実で満たしました。

どうです?「人助けの椋の木」は水難の人を助けるだけではありません。
受験生の願いも助けてくれるかも知れませんよ!

「竹田公園前」バス停から徒歩で約3分
「日田営業所」バス停から徒歩で約9分